2010年5月28日(金):パレルモ市内観光
かつてギリシア人が「パルノモス(すべてが港)」と呼んだのが
「パレルモ」の名前の由来だとか。
シチリア州の州都であり人口約70万人の大都市ながら、
地中海の爽やかな潮風にヤシの木がそよぎ
エキゾチックな建物は異国情緒満天です。
パレルモの宿泊に選んだのは、ホテル クリスタル・パレス。
ホテル クリスタル パレスのHP
空港からのバスが停まるカステルヌオーボ広場から徒歩3分
…とガイドブックには書いてありましたが、
スーツケースを引っ張りながら、夜の街を歩くと
もう少し距離がある感じに思えます。
ビジネス客も利用するタイプのホテルなので、
部屋の使い勝手はいいし、部屋はかなり広い。
でも部屋の真ん中に柱があって、変な造りと言えなくもない。
***あっという間に、岩山が雲に隠れる***
ホテルの朝食は港やペッレグリーノ山と思われる岩山をのぞむ
屋上のテラスでいただきます。
特に珍しいメニューが有るわけでもないのに、
海風に吹かれて朝ご飯を食べるというだけで(いつも以上に)
食欲が増す二人。
外国人団体観光客の利用も多く、体のでかい人たちに混ざって
ビュッフェで食べ物をとるのに四苦八苦するチビの私。
外国人観光客が話している言葉は、おフランス?
現役をリタイアして、旅行を楽しんでいる年配ご夫婦が多い。
【「シチリアに行く」と言うと必ず言われる言葉】
「シチリアに行く」と言うと映画「ゴッド・ファーザー」のおかげで
必ず
「マフィアは大丈夫か?」
と聞かれる。
そう聞かれても、初めて行くし…ということで、ちょっと調べてみた。
シチリア人≠マフィア。でもマフィア=シチリア人。
友情に厚く、敵には勇敢に立ち向かい、助け合いの精神が強く、
家族には愛情深いのがシチリア人の特徴とか。
その特徴を良くも悪くも強く持つのがマフィアだと言う人もいる。
マフィアの起源は、シチリア島山間部の農村地帯。
シチリア島は古来より、さまざまな民族の侵略の対象となった。
18世紀からはスペイン人に支配され、
その領地にシチリア人の農地管理人が置かれる。
農地管理人は、山賊やならず者たちから農地を守るため武装し、
事実上の行政権と司法権を握っていく。
大地主ら政治的支配者と密接な関係を結んでいった
この武装組織がマフィアの起源。
***やはり、このイメージは不滅***
もともと政治的圧迫の歴史から
政治や政府に対して強い不信感があって、
住民同士で助け合う事で支配者に抵抗していたから、
政府や法律より自分達の組織を重んじる
という素地が出来上がったように思います。
で、結論。
どうやらマフィアには観光客が会えるってもんじゃない。
イタリア社会の政治・経済にあまりにも深く入り込んでいるマフィア
日本のヤ〇ザの様に、見た目で分かるっていうものでもないらしい。
いろんな参考文献には
「そんなことより観光客は、スリ・カッパライに注意」
と書いてありました。
***ゴッドファザーⅢの銃撃シーンが撮影されたマッシモ劇場。犬が
オットは、この大階段で
「ゴットファザーⅢ」のマイケル・コルレオーネが叫ぶシーンの
マネがしたかったらしいが、
さすがに「やっぱり恥ずかしくてできない」と言っていた。
そりゃそうだ、ヤメテクレ。
***ホテル。朝食用屋上テラスからの眺め***
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